臨済宗建長寺派 萬松山 崇禅寺
臨済宗建長寺派 萬松山 崇禅寺


     
 

 朝粥会
毎月一日、朝6時から朝課、法話、坐禅、粥座
(朝のおかゆ)を行って居ります。参加希望の方は、
当日、崇禅寺本堂にご参集下さい。

参加費は、志納で行っております。

 坐禅会・社員研修会
崇禅寺では、本格的な坐禅の体験・研修を
行っております。
 坐禅の作法や心構えを基本とした研修、合宿、
体験学習、新人研修、社員研修など随時受け付
けております。

 
 



 

 
     



         
 



合掌低頭(がっしょうていとう)
坐禅会ではあらゆる場面で合掌します。入堂の際には入口から入ったところで合掌して一礼。単と呼ばれる自分が坐る場所でも合掌して一礼します。家庭で行う場合も、仏様と心を合わせるような気持ちで手を合わせ、坐禅に臨みましょう。

 
 
 
 
  合 掌
合掌することは仏様と一体になることを表します。指先をまっすぐに上に向け、指先が口の前あたりにくる位置で手のひらを合わせます。指と指が離れたり、交差したりしないよう注意します。
  低 頭
「頭を下げる」ことで、合掌したまま頭を下げることを「間訊」といいます。合掌した手と顔が平行になるように上体を下げます。ひざを曲げたり、両ひじを張らないように注意します。
 
         

         
 



結跏趺坐(けっかふざ)
正式な足の組み方で、お釈迦様が悟りを開いたときの姿ともいわれています。結跏坐ができない場合は、一方に足だけ組む半跏坐でもかまいません。右足を上にした場合を、「吉祥坐」、左足を上にした場合を「降魔坐」といいます。

 
 
 
 
  結跏趺坐
「結跏」とは足を組むことを、「趺」は足の裏のことを意味します。つまり、「結跏」とは、両足の足の裏を見せて脚を組んで坐わることです。両足の足の裏が見えるように組み、ひざが座布団から上らないように拝意します
  半跏趺坐
結跏趺坐が組めない場合は、一方の足だけを組む半跏趺坐でもかまいません。あぐらから、左右どちらか一方の足を太ももの上に引き上げ、もう一方の足は引き上げた足の下に入れます。
 
         

         
 



左右揺振(さゆうようしん)
座布団に坐り足を組んだら、体を揺らして坐相の安定点を決めます。これを「左右揺振」といいます。背骨を伸ばし、脊髄を下より上に刺激するような気持ちでゆらします。坐禅を終了して立ち上がる際にも、同じように揺らして体をほぐします。

 
 
 
 
  左右に体を揺らす
お尻は動かさず、腰から上だけを左右にゆっくり振ります。最初は静かに大きく振り、徐々に小さく、早くしていきます。お尻が安定していないと姿勢がグラついてしまいます。
  坐相の安定点を決める
揺れを小さくしながら体を止めると体の中心がわかり、坐相を正しく落ち着かせることができます。座布団の前半分に体重がかかるようバランスをとり、坐相が安定するポイントを決めます。
 
         

         
 



調身(ちょうしん)
坐禅は「調身」(姿勢を調える)、調息(呼吸を整える)、「調心」(心を調える)の三つの要素がそろって初めて正しい坐禅といえます。正しい姿勢で坐ることの重大な要素の一つ。力まず、ゆったりとした気分で坐ってみましょう。

 
 
 
 
  二等辺三角形をイメージして坐る
力を抜いて、ゆったりとした姿勢を心がけます。坐った姿のイメージは二等辺三角形。お尻を少し後ろに引き、腰を前に突き出すようにすると背筋がまっすぐになります。また、鼻とへそが垂直になるようにします。
  背筋を伸ばしてゆったりと坐る
肩の真上に耳が位置するように、あごを引きます。また、頭頂部にひもをつけて、すっと上に引っ張られたイメージで首を伸ばし、お尻から頭の先まで一直線になるようにします。組んだ手は下腹につけておきます。
 
         

     
 



法界定印(ほっかいじょういん)
法界定印は「禅定印」ともいわれ、深い禅定に入っている状態を表す印です。法界定印の親指は、坐禅中に眠気が出たり、坐相が崩れるといちばんに力が抜けるため「拇指から眠る」といわれています。

 
 

 
  法界定印
左の手のひらを右の手のひらの上にのせ、両手で楕円形を作るようにして、組んだ足の上にのせます。左右の親指の先はかすかに触れる程度にあけ、指先には力を入れないようにします。
 
     

     
 



半眼(はんがん)
前方を見て視線を落とすと、目は自然と半開きの状態になります。これを「半眼」といい、このときは誰もがお釈迦様のような表情になるといわれています。坐禅中は目をつぶらず、半眼の状態を保ちます。

 
 
 
  視線は約1メートル先の床に
坐禅を組んでいる場所から1メートル程度先に視線を定めます。床に神経を集中するのではなく、体内感覚に意識を向けるようにして、一点を強く見すぎないようにします。
 
     


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